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季節の変化を楽む魚沼スカイラインツーリング

魚沼盆地を眺めながら走る魚沼スカイライン

魚沼スカイラインは新潟県の南魚沼市から十日町市までを南北に結ぶ、約20キロの道路です。
道幅が狭いのですが、四季折々の風景を楽しむ尾根沿いの道路で、絶好のツーリングコースとしてバイカーから大人気です。
緩いカーブが続く道で、眼下に広がる田園や町並みを眺めながら、爽やかに走り抜けることができる楽しい道路。

冬季は雪のため通行禁止となりますが、初夏の新緑から、真夏は避暑、秋には紅葉と、四季折々の景色が堪能できるのが特徴となっています。
魚沼盆地の田んぼも、春はたっぷりと注がれた水が陽の光を反射してキラキラ光り、夏は緑の稲穂、秋は米を実らせて風に揺らめく巨大なタペストリーのような光景を楽しむことができます。
さらに、10月下旬から紅葉のシーズンとなります。

魚沼スカイラインへのアクセスは、関越自動車道の越後湯沢インターチェンジから約20分、塩沢石打インターチェンジから約10分、六日町インターチェンジから約5分です。

5か所の展望台から絶景を満喫しよう

魚沼スカイラインへの主な見どころは、5か所の展望台からの眺め。

まず、八箇峠側入口から1.5キロの距離に、八箇峠見晴台があります。
次に、魚沼盆地が一望できる六日町展望台へと続きます。

さらに走っていくと、護国観音(展望台)の石碑が見えてきます。
八箇峠側から走ると左手に石碑が現れるので、そこを左折してください。
この石碑は、地域の人たちの寄付によって建てられた戦没者を慰霊するもので、大きな観音様が慰霊碑を見守っています。
その裏手に展望台があり、ここからの眺めも絶景です。

護国観音(展望台)から歩いていける距離に、隠れたビュースポットの樽山があります。
ハイキングコースとなりますが、15分ほど山道を登ると山頂にいたり、ここから魚沼スカイラインが真横に伸びる眺望が広がります。
少し歩きますが、隠れたビューポイントとしておすすめです。

護国観音の展望台から、10分ほどバイクを走らせると、十日町展望台に到着します。
こちらにはトイレもあります。
駐車場から階段を上がると、山々に囲まれた十日町盆地が眺められます。
標高730メートルの展望台から見下ろす田園風景と山々が作り出す壮大なパノラマが感動的です。

十日町展望台から5キロほど行くと、この道路の最後のビューポイントとなる魚沼展望台に至ります。
これまでの展望台からは魚沼盆地の眺望が楽しめましたが、こちらは塩沢石打や湯沢方面の眺めも見ることができます。

魚沼展望台の標高は920メートルと、ほかの展望台よりも高く、夏場でも涼しい風が吹き抜けます。
秋は防寒着を用意しててでかけましょう。

魚沼展望台から4キロほど走ると終点です(十日町市十二峠方面から走る場合は、ここが魚沼スカイラインの入口となります)。
ここからは、昔懐かしい里山の風景を残す土倉(つちくら)の集落を眺めることができます。
山原の急な斜面に田んぼと家が点在する風景は、都会育ちの人にとっても郷愁が感じられるなつかしい眺めではないでしょうか。