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ツーリングに欠かせないパンク修理キットの必要性

ツーリングの必需品!パンク修理キット

バイクのトラブルの中でも、よく発生するのがタイヤのパンクです。
このようなトラブルに備えてパンク修理キットがあれば便利ですが、日常的に修理キットバイクに備え付けているライダーは少ないのではないでしょうか。
街なかの走行では、ガソリンスタンドやバイク修理店を探しやすいので、パンクをしてもすぐに修理してもらえます。

しかしツーリングでは、近くにガソリンスタンドや修理点がないケースがほとんどです。
特に山岳コースなどでパンクした場合、坂道を何十キロもバイクを押していくことはまず無理でしょう。
ツーリングの必需品として、パンク修理キットを持っていくことをおすすめします。

パンク修理キットの使い方

パンク修理キットにはさまざまな種類がありますが、チューブタイヤ用の一般的な修理キットの使い方を抑えておきましょう。

パンクの原因の大半が、タイヤに釘などの鋭いものが突き刺さって穴が空き、そこから空気が漏れてしまうケースです。
まずは、タイヤに刺さった異物をペンチなどで取り除きましょう。

次に、パンク修理キットに付属しているリーマーにボンドをすばやく塗り、パンクの穴に差し込んで、ドリルのようにねじりながらボンドを馴染ませます。
この作業を3回くらい繰り返します。

次にリーマーの先、タイヤと同じ素材できているスティック状のシールラバーを取り付け、さらにボンドを塗って、空いた穴を埋めます。

余ったシールラバーを3ミリほど残した状態で切り取ります。
空気バルブから、ガスボンベで空気を注入し、空気漏れがなければ作業は終了です。
ボンドが乾くまで、1時間程度かかります。

パンク修理キットにはガスボンベが付属されているものも多いのですが、大型バイクの場合、付属しているガスボンベでは規定の空気量に足りないことが多いので、予備のガスボンベを持っていくことをおすすめします。
ガスボンベで注入する炭酸ガスは、タイヤのゴムを劣化させるので、なるべく早めにガソリンスタンドなどで空気を入れ替えましょう。

パンク穴を塞いだ後に、修理後に確実に空気を入れることができる、エアーコンプレッサーにも、持ち運べるタイプのものがあります。
ツーリング時に空気圧系とセットで、持っていくのもいいでしょう。

手軽なスプレータイプも人気

パンク修理キットのなかには、リーマーなどの工具で穴をうめずに、薬剤をスプレーして補修するスプレータイプのものも販売されています。
スプレータイプのなら面倒な作業は不要で、パンク穴にスプレーするだけで補修できます。
街なかなど近くにガソリンスタンドや修理ショップがある場合は、応急処置用にスプレータイプのものを使うのも便利です。