バイクのカスタムは違反となることがある
バイクは趣味性の高い乗り物です。
そのため純正のまま乗るのではなく自分の好きなようにカスタムをして乗りたいと考える人が多くいます。
元々純正のバイクというのは各メーカーがベストなパフォーマンスをするために設計して販売しているものです。
身長や体格によってはパーツをカスタムしたほうが乗りやすくなることもありますが、多くの場合には自分の好みのスタイルにしたり、オリジナリティを出すためにカスタムをしたりします。
カスタムをすることは楽しいですが、気を付けないと違法車両となってしまうこともあるので気を付けましょう。
バイクの違法車両となるカスタム
バイクは車と違いカスタムすることのできる場所が限られています。
その中でも多くの人がカスタムする場所がマフラーとハンドルです。
たとえばマフラーは純正マフラーから社外マフラーに変えると音が大きくなることがあります。
マフラーを変えたときの音量が音をあらわす単位のデシベルで基準が設けられており、それよりもうるさくなると違法となってしまうのです。
社外マフラーにした時には音が大きくならないよう、定期的にメンテナンスをしたり、消音加工をしたりする必要があります。
ハンドルは身長や体格によって純正から変えることで乗りやすくなることもありますし、ハンドルが変わるだけで見た目が大きく変わることでカスタムをする人が多い場所です。
道路運送車両法で認められているハンドルは高さと幅がノーマルと比べて決められた範囲があります。
そのためあまりにも高くしたり低くしたりすると違法となってしまうのです。
カスタムバイクの罰則
もしもカスタムの内容が違法となる場合にはバイクに整備命令のステッカーが貼られます。
ステッカーが貼られたら15日以内に運輸支局に持ち込んで確認をしてもらわなければなりません。
これは義務で従わなかった場合には50万円以下の罰金を支払うことになります。
もちろんステッカーをはがしたら バイクの使用停止や車検証やナンバープレートを没収されることもあり罪はかなり重たいです。
違法にカスタムしたバイクに乗っている人だけでなく、カスタムの作業をした人も罰則があります。
バイクの知識がないと気付かないうちに違法カスタムをして市今うこともあるので、カスタムをしたい場合にはバイクショップに相談してからするほうが安心です。
バイクにも悪影響が起こることも
違法にカスタムしたバイクはバイク自体に良くない影響が出ることがあります。
マフラーは違法なものは吸排気のバランスが悪くなりバイクのパフォーマンスが低くなることがあるので注意が必要です。
バイクの調子が悪いと感じたらノーマルのマフラーに戻せば状態は解決します。
有害物質が出て空気を汚すことにもなるので違法のマフラーを付けることは避けましょう。