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ツーリング時のトラブル対策に!バッテリー上がりの対処方法

バイクのバッテリーが上がることはある


バイクで走っていて突然何もいわなくなったり、セルの回転が弱くなりエンジンがかからなくなったりというトラブルが起こることがあります。
このような状態をバッテリーが上がると言われる状態です。

突然バッテリーが上がるとどうしたらいいかわからなくなり焦ってしまいます。
外に出て突然バッテリーが上がっても冷静に対処できるよう、対処法を覚えておきましょう。 

バイクのバッテリーが上がったらやってみること


バイクのバッテリーが上がったら最初に行うことがキックスタートや押しがけといわれる方法です。
キックスタートというのはエンジンの横にある折りたたまれたキックといわれる棒を足で踏んで直接クランクシャフトを回してエンジンを動かします。
すべてのバイクに備わっているものではないですが、キックがあるようならキックスタートをするようにしましょう。

もしもキックが無い場合には押しがけを行います。
押しがけというのはタイヤの回転力を使ってエンジンを動かそうとする方法です。

押しがけにはコツがあります。
まずはイグニッションをオンにします。
キルスイッチが入っていないことを確認したらギアを2速に入れてクラッチを切った状態でバイクを押しながら走るのです。

勢いがついたらバイクに飛び乗ってクラッチをつなぐようにします。
ポイントはギアを2速にすること、バイクに飛び乗った瞬間にクラッチをつなぐようにすることです。
ギアが1速ではエンジンブレーキが強すぎてクラッチをつなぐとタイヤがロックしてしまうことがあるので気を付けましょう。

飛び乗った瞬間にクラッチをつなぐのは、体重で上から押すことでタイヤが一番グリップするところでクラッチをつなぐためです。
タイミングが悪いとクランクが上手く回らないのでタイミングがとても大切になります。
ただし、最近のバイクはバイクの電子制御が進んでいてこれらの方法ではエンジンスタートがかからないこともあるので、できなかったらブースターケーブルの方法を試してみましょう。

どうしてもだめならバッテリー交換を


一通りの方法を試してもエンジンがかからない場合や、充電してもすぐにバッテリーが切れる場合にはバッテリーの寿命や電気系統の寿命である可能性があります。
バッテリーの寿命は4年から5年です。
もしも5年以上使っている場合にはバッテリーが寿命で動かなくなっていると考えられます。

バッテリーの交換はマイナスからプラスの順番で端子を外し、付けるときはプラスからマイナスに取り付けるのがポイントです。
順番を間違えてしまうとショートしてしまうので気を付けましょう。

バッテリーを交換しても症状が良くならない場合には電気系統のトラブルの可能性が高いです。
電気系統のトラブルは素人では解決できないものが多いので、バイクショップに持ち込むようにしましょう。