日本海を西に

越前・河野しおかぜラインは国道305号と福井県道204号線を組み合わせたルートです。
総距離は大体9.2㎞です。
走行中は西側に日本海を望む形になります。
潮風を全身に浴びながら、爽快な走りを堪能できます。

平成20年までは有料道路だったのですが、今では無料で走行できます。
有料道路ということで、地元民には広く知られた幹線道路の一つです。

しかしちょうどこのコース、国道8号線と隣接する形になります。
多くのドライバーは国道8号線を利用するので、このコースは比較的すいていますのでストレスなく走行できるでしょう。
全線2車線ですし、信号もほとんどないので止まることなくずっと走行できるので快適です。

オーシャンビューを堪能できる

越前・河野しおかぜラインが人気のコースになっている理由は何といっても、オーシャンビューでしょう。
ずっと日本海を眺めながら走行できます。
そして日本海の海の色はきれいです。

ブルーやグリーンの海が目の前に広がります。
沖縄旅行しているのでは、と錯覚するほどの美しさです。
天気が良ければ、ツーリングしながら海底まで肉眼で見られるほどの透明感です。

一方で地形は荒々しくて、日本海ならではの力強さも感じさせてくれます。
このギャップがまたたまりません。
日本海というと荒々しい波のぶつかるイメージを持っている人も多いでしょう。
そんな人がこのコースをツーリングすれば、日本海へのイメージも一変するはずです。

女性ライダーにもおすすめ

日本海のツーリングというと、タイトなコーナーを切り込んでいくイメージを持っている人もいるでしょう。
しかし越前・河野しおかぜラインは、そこまで厳しいコーナリングはありません。
無理なくカーブを曲がっていくので、女性ライダーでも十分攻略できる難易度です。

また観光地にも比較的近いので、レジャーとツーリングを組み合わせて楽しめるのもメリットです。
この地域の代表的な観光名所の東尋坊まで71㎞、越前岬までなら32㎞です。
観光もじっくり楽しみたいと思っている人は、一度アクセスしてみるといいでしょう。

高波のリスクには注意が必要

一見すると沖縄の海岸というイメージがありますが、日本海であることは変わりありません。
悪天候の際には、大波が打ち付けることもしばしばです。

うねりの高いときには道路のほうまで波の飛沫がとびかかってきます。
ずぶぬれになってのツーリングになるので、着替えや寒さ対策をしっかり行わないといけません。

またあまりに天候が悪化すると、通行止めになることもあり得ます。
もしツーリングしようと思っているのであれば、前もって天気の情報などについて収集しておきましょう。
また現場に行って高波のリスクもあり得るので、その対策も十分講じておくといいです。