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ロングツーリングの前に行っておきたいメンテナンス

タイヤの空気圧の確認

長距離のツーリングに出かける際には、バイクに大きな負担を強いることになります。
途中で不具合が発生しないためにも、前もってコンディションの確認をしておきましょう。
まず欠かせないのはタイヤの空気圧の確認です。
これは何もロングツーリングに限ったことではなく、月に1回くらいのペースでチェックしておきたいところです。

空気圧は高すぎても低すぎてもNGです。
適正な圧になっていないと、本来のハンドリングができなくなります。
適切な空気圧は各メーカーで推奨されているはずです。
その上下10%の範囲に収まっているかどうか確認しましょう。

レバーのグリスアップ

レバーのグリスアップをすることで、自分の思い通りのドライビングが楽しめます。
これを怠るとブレーキ性能が十分でないなど、運転するにあたって重大な支障をきたしかねません。

グリスアップといっても、そんなに難しい作業が伴うものではありません。
ナットを緩めてボルトを外して、グリスをつけるだけです。
レバーを外すとある巫女が削れて真っ黒になっていることもありますので、これはきれいに掃除しておきましょう。

このときクラッチレバーの部分もチェックしておきましょう。
ワイヤー式の場合、クラッチが切れかけていることに初めて気づいたということもありうるからです。

クラッチケーブルの注油

先ほど紹介したグリスアップするときに、クラッチケーブルに注油もしておきましょう。
スプレーオイルを注入するのが一般的な手法です。
またビニール袋を輪ゴムで縛って上からオイルを落とす古典的な方法もあります。
お金も実質かからないので、メンテナンスコストをできるだけかっとしたい人にはおすすめです。

クラッチ操作に不安がありませんか?
妙にレバーが軽くなっている、引っ掛かりがないといった症状があれば、クラッチ操作に問題があるかもしれません。
これらの症状は注油をすれば、問題解決する可能性が大です。

チェーンの張りを確認する

これはめったに起きる症状ではないですが、念のためチェーンの張りが従来通りか確認しておきましょう。
本来チェーンは突然張ったり緩んだりすることは考えにくいです。

しかしリンクが固着するなどで、緩んでしまうことが起こりえます。
そうなるといわゆる遊びがなくなる症状が発生してしまいます。
チェーンの位置によって張ったり緩んだりするのであれば、固着が起きている可能性大です。

これは簡単に言うと、チェーンが寿命を迎えていることを意味します。
そうなると新しいものと交換するのが、唯一の選択肢になるわけです。
一見すると問題なさそうでも早めに交換したほうが、スプロケットを傷めてさらなる整備を回避できます。