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岐阜と富山の県境にまたがる飛越峡合掌ライン

飛越峡合掌ラインのルートと人気の理由

飛越峡合掌ラインは、岐阜市の茜部本郷交差点から岐阜県の高岡市四屋交差点に至る国道156号線の内、御母衣湖と砺波市までのルートを指すことが多いです。
特徴は、蛇行する川が県境になっているので、橋を渡ると富山県になったり岐阜県になったりすることで、3kmを走行する間に7回も県が変わる区間もあります。
飛越七橋がある場所で、この区間のみを飛越峡合掌ラインと呼ぶ人もいます。

飛越七橋の中で最も長い橋が合掌大橋で、これは合掌造りをモチーフにして造られた橋です。
合掌大橋からは庄川を眺めることができますが、エメラルドグリーンの美しい流れに心も癒されます。

飛越峡合掌ライン沿いには、白川郷と五箇山の合掌造り集落もあります。
五箇山は小規模集落が40ほど集まっている地域で、その内、相倉と菅沼が世界遺産になっています。
合掌造り家屋を見ることができますが、白川郷に比べると観光地色は少なく、素朴で落ち着いた雰囲気を楽しめます。

白川郷には展望台があり、徒歩でも行けますが、シャトルバス1時間に3本ほど運行しており、10分程で着きます。
展望台からは白川の集落全体を眺めることができ、四季折々の自然を楽しめますが、特に秋の紅葉は大変きれいで高い人気を誇っています。

白川郷の南側には御母衣ダムや御母衣湖があり、迫力あるダム湖の景色や楽しみながら走行できます。
御母衣湖畔にある荘川桜公園には、樹齢500年の有名な桜の木があります。
なお、公園の駐車場は無料です。

飛越峡合掌ライン沿いのグルメ情報

富山県南砺市にある「旬菜工房いわな」では、いわなのにぎり寿司を食べることができます。
いわなは臭みがなく淡白であっさりとした味わいの魚で、塩焼きや揚げ物などにしてもおいしいです。
こちらのお店ではにぎり寿司にしていて、全国でもあまりないということで人気のメニューになっています。
その他に、山菜蕎麦や飛騨牛炙りにぎりなどの根強い人気のグルメもあります。

「五箇山豆腐料理拾遍舎(じっぺんしゃ)」で食べられるのは、伝統的な豆腐料理です。
箇山豆腐は、縄で縛っても型崩れしないほどの硬い豆腐です。
こちらのお店ではやっこ豆腐、とうふさしみ、揚げ出し豆腐、とうふすてーきなど色々なバリエーションの豆腐料理を楽しめます。
また、蕎麦も人気のメニューです。

白川郷の「いろり」では、「飛騨牛の味噌焼き定食」や「合掌とうふ」の他に、山菜丼、なめこそば、米粉ラーメンなどの郷土料理を楽しめます。
お店は、合掌造りで落ち着いた雰囲気でゆっくりと食事ができます。
隣には特産品を販売する売店があり、飛騨牛串焼きやみだらしだんごなども購入できます。