伊吹山ドライブウェイのルートと人気の理由

伊吹山ドライブウェイは、岐阜と滋賀の県境にある日本百名山の1つ伊吹山の9合目あたりから山頂駐車場まで伸びている道路です。
伊吹山の標高は1377mですが、山頂駐車場は標高1260mの場所にあります。
起点から終点までの標高差は約1000mで、全長は17kmです。
出発前には、山頂の天気予報の確認をしておくのがいいでしょう。

曲がりくねった道路ですが、路面の状態は比較的良く、登っていくにつれ絶景が見えてきます。
眼下には古戦場であった関ヶ原や米原の市街が広がり、標高900mほどのところにある上平寺越駐車場からは濃尾平野、琵琶湖などを見ることができます。
上平寺越駐車場を過ぎると、木が少なくなり空が一気に近くなる感じがします。

山頂にある「スカイテラス伊吹山」では琵琶湖の湖北地方を一望でき、天気が良ければ若狭湾のほうまでも見ることができます。
「スカイテラス伊吹山」のとなりにある展望階段を上れば、穂高岳や白山などのアルプスの名峰も楽しめます。
山頂では、秋には紅葉が美しく、4月下旬から8月ごろまで様々な高山植物が次々と花を咲かせます。
夏から秋の早朝に現れる雲海に出会うチャンスもありますし、夕日が沈む琵琶湖の景色も壮観です。

「スカイテラス伊吹山」で味わえるグルメ事情

「スカイテラス伊吹山」には、ここでしか食べることができない伊吹薬草ソフトクリームを販売しています。
このソフトクリームには23種類の薬草が入っていますが、味はまろやかで食べやすいので子供達でもおいしく食べることができます。
また伊吹よもぎソフトクリームは、よもぎと北海道産の濃厚ミルクを使用したもので、よもぎのほのかな香りのするすっきりとした味わいのソフトクリームになっています。
その他に滋賀県産の鮎がのっている鮎そばや、宮内庁ご用達の「関ヶ原たまり醤油」を使った関ケ原たまりの中華そば、飛騨牛コロッケがのっている中辛の濃厚カレーなどのメニューもあります。

お土産売り場には岐阜県と滋賀県の特産物やお土産が並んでいます。
伊吹山「伊吹牛乳」を使ったバウムクーヘンや琵琶湖産の佃煮、伊吹山の山麓で採れたそば粉で作った伊吹そばなどがあります。
伊吹山は日本の蕎麦の発祥地として知られており、ミネラルを多く含む硬水を使用しているので、コシがあり、香りと旨味のある蕎麦として人気です。
伊吹牛乳は牛乳が苦手な人にとっても飲みやすい牛乳で、甘みとさわやかな後味が特徴です。

カフェコーナーで販売している伊吹名水コーヒーは泉神社の湧水を使用しています。
この湧水は名水百選にも選ばれたミネラルが豊富な水で、香りが高く口当たりがまろやかなコーヒーを楽しめます。