ホーム » ツーリングを知ろう » ツーリングで未舗装路を走ることになったら

ツーリングで未舗装路を走ることになったら

未舗装路を走るコツを知ろう

ツーリングの途中で、砂利道などの未舗装路に遭遇することがあります。
このような道でも、コツをつかんでいると何とか走り抜けることができます。

まず、してはいけないのはフロントブレーキを使うことです。
こうすると前輪がもぐってしまい、ハンドルでコントロールできなくなります。
舵角がついた状態で走り続けるという状況になり、速度が落ちた時に転倒してしまうこともあり危険です。

未舗装の砂利道ではブレーキはかけず、ハンドルを軽く握って、左右にハンドルが振れたままの状態で走行します。
エンジンの回転は低くして、2速から4速のギアを使い、未舗装の道が長く続くならスロットルを開けたり閉めたりしながら走行します。
後輪が左右に振れる感覚があるかもしれませんが、そのまま進みます。
バランスを取るのに足の裏の感覚も大事なので、常日頃から足の裏の感覚を意識してバイクに乗っているとオフロードでもうまく乗りこなせます。

未舗装を走行する時にはグローブと靴は重要

いつも正確なレバー操作をするためにはグローブは欠かせません。
素手だと汗で滑ることもありますし、林道を抜けるときに小枝などでけがをしやすくなります。
悪路でレバーを握り続けると、マメができてしまうかもしれません。

グローブは、レバーの感覚がわかるように薄手のものがいいでしょう。
ただ、寒い時期には薄手のグローブだと手がかじかんでうまくレバーを操作できなくなり危険なので、電熱グローブを使います。
グローブのサイズは、指先がぴったりと合っていて、指の付け根の部分がだぶついていないものを選びます。
合わないグローブだとレバーの操作もしにくいですし、疲れやすくなるので、最適なサイズのものを選びましょう。

フォックスレーシングの「エアーライングローブ」はシングルレイヤのークラリーノ素材で、縦方向にも横方向にも伸びるストレッチナイロン生地を使用しているので、手によくフィットして疲れません。
パンチング加工なので通気性も抜群です。

未舗装の道では岩や木などにぶつかることもあるので、足を衝撃から守るのに靴も重要な役目を果たしています。
転倒した時にバイクの高温部分に足が触れて火傷をしまったり、バイクの下敷きになってけがをするリスクがありますが、しっかりとした靴を履いていればこうしたアクシデントから足を守ることができます。
転倒しなかったりものにぶつからなかったとしても、足首に負担がかることを考えるとオフロードブーツのようなしっかりした靴を履く必要があります。

フォックスコンプブーツは柔らかく軽く、日本人の足に合った靴です。
靴底は、フラットではなくブロックパターンになっています。
ぬかるみや岩場で転倒することもあるので、ブロックパターンの靴のほうが安心です。
値段も3万円ちょっとのものもあり、お手頃です。