ホーム » ツーリングの人気スポット » 走りながら観光を楽しむ耶馬渓路

走りながら観光を楽しむ耶馬渓路

耶馬渓路の魅力

耶馬溪(やばけい)路は九州でも屈指の秘境ルートとして、ライダーたちの人気を集めているエリアです。
日本三大奇勝のひとつにも数えられている耶馬溪は、大正5年にも「日本新三景」に指定されています。
また、平成29年には日本遺産としても認定され、知名度は年々上がっています。

耶馬溪は「深耶馬渓」「裏耶馬渓」「奥耶馬渓」の3つのエリアに分かれていて、それぞれに趣があります。
四季折々の光景が楽しめるのも耶馬溪の特徴で、紅葉の季節はもちろんのこと、真夏の暑い盛りも耶馬溪のひんやりとした清涼感に触れることでやすらぎを得ることができます。
耶馬溪界隈をツーリングするには、県道28号線を走ってエリアを縦断するのが王道ですが、県道28号から分岐しているメイプルファームロード耶馬などもおすすめのツーリングルートです。

知る人ぞ知る古羅漢

耶馬溪にツーリングに出かけたら、ぜひ立ち寄ってみたいスポットのひとつが古羅漢(ふるらかん)です。
古羅漢というのは屏風を広げたような形状をした高さ100mほどの岩山のことで、「陸の軍艦島」とも呼ばれています。
人気の高い観光スポット「羅漢寺」のすぐ近くにあり、古来、修行場としての役割を果たしてきました。

羅漢寺は、日本最古と言われる石造五百羅漢像など、数千体の石仏が安置されているお寺です。
正式名称は「耆闍崛山 羅漢寺」といい、巨大な岩壁の中に伽藍がはまり込んだ特異な景色は パワースポットとしても有名です。
石仏群は国の重要文化財に指定されていて、拝観できるのは9:00から17:00まで、年中無休で本堂と庭園は拝観料が300円かかります。

羅漢寺にアクセスする場合には、耶馬溪リフトを利用するのが絶対におすすめです。
耶馬渓リフトは全長400m、禅梅堂の近くに乗り場があり 、羅漢寺まで到着するのに要する時間は約5分です。

リフトから見える奇岩はまさに圧巻、一度見たら忘れられない光景です。
耶馬渓リフトには「禅梅堂駅」「羅漢寺駅」の先にもうひとつ「山頂駅」があり、古羅漢などの景色を山頂から一望にすることができます。
リフトの料金は大人片道が600円、山頂駅までの往復は1,000円となっています(羅漢寺駅までの往復料金は800円)。

耶馬渓付近の人気グルメスポット

深耶馬渓はそばまんじゅうで有名なので、行ったら試してみることをおすすめします。
そばまんじゅうは街道沿いに並んでいる数多くのお店で供されており、蒸し立てのそばまんじゅうを食べると心も体も癒されます。
ツーリング中は体力も気力も消耗するので、暖かくて甘いものを口に入れて休憩したいものです。
耶馬渓の郷土料理としては、燻製した鮎を使用した鮎めしも人気です。