沖縄の「海中道路」とは?
海中道路は、沖縄本島から与勝半島、勝連半島、そして離島の平安座島を結んでいる沖縄を代表するシンボルロードです。
沖縄県道10号伊計平良川線の一部で、那覇空港からは有料道路で約1時間、海中道路の通行料は無料です。
綺麗な海にかこまれて、爽快なツーリングができます。
海中道路とは、海の中にある道路ではなくて、海の上の橋でもなくて、土手を築くことでできた海上道路なのです。
目線と同じ高さくらいの両サイド一面に、美しいエメラルドグリーンの海が広がるツーリングは沖縄観光の中でも特におすすめです。
満潮になるとまるで海の上を走っているかのような絶景になり、人気のツーリングルートになっています。
その先の宮城島や伊計島も、観光スポットが満載なのでぜひチェックしてみてください。
沖縄県は1年を通して気温が高めで、冬でも平均気温が15℃以下になることはありません。
しかし、日によっては10℃以下になる場合もあるので上着は用意しましょう。
降水量は本島より多く、スコールなども発生しやすいため雨具も必要です。
また、海中道路は風や台風の影響を受けやすいため、風速25m/s以上で通行止めになります。
7月から9月にかけての台風のシーズンは注意が必要で、上陸の頻度は月に1、2回ほど、台風のときは封鎖になります。
海中道路のおすすめスポット
海中道路の真ん中には、海の駅「あやはし館」があります。
レストラン、直売店、道路情報室、海の文化資料館、シャワー設備など、いろいろ揃っているロードパークです。
駐車場は無料で、レストランでは沖縄料理を食べることができます。
直売店では、沖縄のお土産に手工芸品、特産のイグサで編んだムシロなどが販売されています。
2階の海の文化資料館では、琉球王国時代から伝わる木造船「マーラン船」が展示されています。
屋上にあるデッキは展望場所になっていて、エメラルドグリーンに輝く海を一望することができます。
海の駅の「あやはし館」隣には、おしゃれなコンテナショップ街もあります。
海の見えるカフェ「Sunstache Coffee ,Bay」(サンスタッシュコーヒー ベイ)は、インスタグラムで大人気のお店です。
おすすめはテラス席で、目の前に広がる青い海を眺めながら、本格コーヒーで一息つくことができます。
海の駅のそばには白い砂浜が広がっていて、干潮のときはどこまでも続く広い砂浜をのんびり散策することができます。
遠浅の海なので、 満潮時と干潮時は景色が大きく異なるのも特徴的です。
満潮と干潮は、大体6時間おきに繰り返されているといわれていますが、毎回変動はあります。
満潮のときに海中道路をツーリングすると、海が全体に広がって海を走っている気分を味わうことができます。
干潮のときに海の駅の白い砂浜を散策すると、透明度抜群の沖縄の海を思う存分楽しむことができるでしょう。