グリップ交換に必要な物は何？

まず、新しいグリップを準備します。
バイクのグリップは、太さがいろいろなので、購入前に現在のグリップのハンドル径を確認してください。
長さは現在のものより長いものを選ぶこともできますが、スロットルの動きに影響が出て事故につながる可能性もあるので、現在のグリップと同じ長さのものがいいです。
また、バーエンドを付ける場合は貫通タイプを、付けない場合は非貫通タイプのものを購入します。

グリップを外すのに、マイナスドライバーも必要です。
バーエンドがある場合は、ヘキサゴンレンチやプラスドライバーも準備してください。
グリップを外すときやハンドルバーをきれいにするために使用するパーツクリーナーや、グリップを固定するグリップボンドも必要です。
グリップボンドはコニシのウルトラ多用途S・Uなど接着効果が高いボンドも販売されていますし、耐震ゲル専用グリップボンドもあります。

ハンドルグリップの交換方法

バーエンドがついているなら、最初に外します。
グリップを外す時にはグリップとハンドルバーの隙間にパーツクリーナーをスプレーして、マイナスドライバーを差し込み、接着剤をはがすようにしてグリップを回しながら外します。
傷んだハンドルグリップは不要なので、カッターで切って外すこともできます。
ただ、内部にスロットルコーンというナイロン樹脂の部品があるので、それを傷つけないように注意しながらカットしてください。

グリップを外した後、パーツクリーナーやヘラを使ってハンドルバーに付着している古い接着剤を取り除きます。
汚れを落とすために使用するパーツクリーナーは、速乾性のものを使うといいでしょう。
それから、改めてグリップボンドを塗って新しいグリップを取り付けます。

グリップボンドは端から端までにつけないで、真ん中から先端に向かって3か所ぐらいにラインを引くように塗ります。
こうするとグリップを付けたときにボンドがはみ出ません。
グリップをはめる前に遅乾性のパーツクリーナーをグリップの内側に少しだけ吹き付けます。
濡れた状態になるので、グリップのすべりがよくなりスムーズにつけることができます。

これで終了ですが、バーエンドがある場合は最後にバーエンドを取り付けてください。
バーエンドは振動を吸収してくれるので、走行時の疲れを軽減できます。
また、バイクが転倒した時に、ハンドルに対する衝撃を軽減する働きもしてくれるので破損防止にもなります。
すでに付いているバーエンドを新しいものと交換する場合、付いていたものより軽いバーエンドを取り付けると振動が大きくなってしまうので、同じ重さかそれ以上のものを選んでください。