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林道ツーリングテクニック

倒木などの障害物

林道や森の中などを走っていると、ススキなどの背の高い植物が生えていますが、獣道が出来ているので、そこを通ればバイクでも問題なく通れます。
通常のバイクでも良いですが、やはり林や森の中はオフロードバイクの方が適しています。
そしてそのような獣道でも時々倒木などの障害物があります。

このような小枝や倒木などの障害物がある場合は、基本は障害物に対して垂直にバイクのタイヤを当てて乗り越えて進むことです。
斜めにタイヤを当てると、枝がガイドの役目を果たしてしまいタイヤが滑って乗り越えることが出来なくなります。

そしてタイヤが倒木を乗り越えて、リアタイヤが倒木を跨いだ瞬間にアクセルをオフにして勢いで進みます。
もしもリアタイヤが倒木を乗り越える時にアクセルをふかすと、そのままタイヤが滑って前に進めなくなることがあります。
倒木を越えるときは、垂直にタイヤを当てる、タイヤがスリップしないようにする、この2つを守れば大丈夫です。

また道を進んでいき、倒木があったときに、フロントタイヤが倒木に当たった時にブレーキをかけると、倒木がストッパーの役目を果たしてバイクが前のめりになって危険です。、
進むときはブレーキはあまり使わないようにした方がスムーズに進めます。

石を越える場合

石を越える場合は、倒木を越えるときと同じように、リアタイヤが石の上に乗ったら慣性で前へ進むようにします。
石の上に乗ってアクセルをかけると、タイヤが滑って進まなくなるときがあります。
特に湿った石やタイヤに泥が付いていたりすると、滑りやすくなります。

石を越える場合も慣性を利用しますので、短い助走で勢いを付けて乗り越えるようにします。
もしもフロントタイヤだけ石を越えてバイクで跨ぐような形になったら、バイクを前後にゆらして、振り子のようにして勢いを付けてリアタイヤも乗り越えるようにすると良いです。
このときにアクセルを急にふかすと滑るので、ゆっくりとアクセルをかけて、徐々に勢いが付くようにすると石を越えやすいです。

倒木でも石でも越える場合は、このようにしてタイヤを回転させて越えるというよりは、バイクを揺らして勢いで越えるようにします。
このときに体も前後に重心をかけてバイクが動きやすいようにすると良いでしょう。
前輪と後輪それぞれが倒木や岩を乗り越えるタイミングで、上手く体重をかけると移動しやすいです。

慣れない場合は、まずは平地などで木片などを使って練習してみるのも良いでしょう。
もしも林道などを走っているときに倒木のような障害物があれば、いったんバイクを降りて力任せにバイクを動かして乗り越える方法もありますが、倒木をバイクに乗ったまま乗り越えるコツを掴むと、力もそれほど必要なく楽に進めます。