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菅原道真公が祀られている荒平天神

鹿児島市天神町の人気スポット「荒平天神」

荒平天神は鹿児島県鹿屋市天神町にある神社で、正式名称は「菅原神社」です。
25日は縁日として参拝者が多く訪れています。
映画「チェスト」の撮影場所にもなり、インスタ映え写真が撮れると人気のスポットでもあります。

海岸から海に突き出た島のようになっている岩山で、大潮の満潮時には海に浮かぶ島になります。
満潮時刻になると拝殿までの道はぜんぶ水没し、砂浜は干潮時に出現します。
透明度の高い青い海が美しく、潮の満ち引きや季節によっていろんな景色を見ることができ、風光明媚な景色で「鹿屋八景」に選ばれています。

荒平天神へのアクセスは、桜島口から30分ほど海岸沿いを南にツーリングするとたどり着きます。
鹿児島中央駅からはバイクで1時間半くらいで、鹿屋市の県道68号線沿いにあります。
近くに無料の駐車場があって、トイレも併設されています。
ほとんど崖と言っていいくらいに急な階段がありますので、登り降りの際はくれぐれも気をつけてください。

かつての最寄り駅だった荒平駅

かつて鹿屋市には国鉄の大隅線が走っており、志布志町「志布志駅」から、霧島市の「国分駅」までを結んでいました。
利用客が減ったことで1987年に全線廃止になりましたが、今も当時の痕跡は残されています。
荒平天神のそばには「荒平駅」の跡地があって、現在は休憩所になっています。

かつては荒平天神の最寄り駅で、駅跡には「営業復活記念」と彫られた石碑があります。
荒平駅は太平洋戦争のときに営業休止になりましたが、終戦後に復活したのでこの石碑が建てられたのです。
線路跡は、今ではサイクリングロードになっています。

この辺りは夕日スポットでもあります。
現在はちいさな休憩所になっている廃駅から、変わらずに続く美しい海を見渡すことができます。

かんぱちの専門店「みなと食堂」

周辺のおすすめグルメはかんぱちの専門店の「みなと食堂」で、ここは鹿屋市漁業協同組合の直営の食堂です。
新鮮でおいしい海鮮料理が、お手頃な価格で食べられます。
店内からは海を一望することができ、平日でもお客さんがたくさん来店する大人気店です。
営業時間は午前11時から午後14時ですが、開店と同時に席が埋まってしまうことも多いので注意しましょう。

地元の方からも、新鮮でリーズナブルと評判のお店です。
おすすめは「かんぱち漬け丼」で、プリっぷりの新鮮なかんぱちがたっぷりのった丼が甘めの醤油でやさしい味付けになっています。
定食にすると、かんぱち漬け丼のほかに味がよく染みた「かんぱちのあら炊き」と魚の出汁のお味噌汁がセットになります。
魚好きにはたまらない定食です。

ほかにも、エビたっぷりの「ヒメアマエビかき揚げ丼」もサクサクで人気です。
時間に余裕がある方はちょっと早めに行って、鹿児島の新鮮な海の幸を味わってみてください。